FM – 足し算のシンセシス

シンセ講座の第10回は、これまでの減算方式シンセシスから少し離れて、80年代に花開いたFM方式によるシンセの音作りについて見ていきます。

FM方式では基本的に、正弦波のオシレータを複数組み合わせることによって新たな倍音を得る、ちょうどこれまで見てきたアナログシンセのセオリーと真逆のアプローチで音色を組み立てていきます。
使いこなすには少々慣れが必要ですが、一度モノにできれば、これまでの減算方式シンセシスでは得られないようなきらびやかな音色を簡単に作り出すことができ、音作りの可能性がぐんと広がります。

往年のシンセを間近で体験しよう!

来る10月25日(土)、東京、新宿の芸能花伝舎にて、一般社団法人日本シンセサイザー・プログラマー協会(JSPA)主催のイベント、「JSPAシンセサイザー博物館 特別展」が開催されます。

このイベントは、アナログ楽器の修理や音楽制作の分野で長年の経験と実績を誇る有限会社クリエーター・ゼロ代表取締役の川添 穣さん個人によるFacebookページ、「シンセサイザー博物館」との共同企画で、MinimoogKORG MS-20ARP Odysseyといったアナログシンセの名機から比較的モダンなデジタルシンセまで、世界のシンセの歴史が一堂に会し、実際に試奏も含めて体験できるという、シンセに興味のある人にとっては貴重なチャンスとなるだけでなく、デモシーケンスやトークイベントも盛りだくさんな内容で楽しめるでしょう。

「行ってみたいけど、シンセのことはよく分からないし……」という方は是非、三輪制作のYouTubeチュートリアル、「Logic Pro Xで学ぶシンセ音作り講座」で予習してみてください。

Logit Pro Xで学ぶシンセ音作り講座

このビデオシリーズでは、スライドと実際のシンセの操作を交えながら、シンセの基本かあら実践的な音作りのノウハウまで段階を追ってフォローしています。
実際の解説にはMacDAWLogic Pro X搭載のソフトウェア音源、Retro Synthをメインに使っていますが、なるべく幅広いシンセに応用できるよう配慮しています。
これを見てからイベントに臨めば、初めて目にするシンセの前に立って、すぐに音作りを試せるようになっているご自身に驚かれること請け合いです!

変幻自在のオシレータ

シンセ音色制作講座の第9回は、メモリに記録された1周期分のデジタルデータをオシレータ波形として利用して発音する、「波形テーブル音源」について掘り下げていきます。

波形テーブル音源で一番面白い部分は、やはり一つの波形から別の波形へと、変幻自在にモーフィング、音色を変化させられるところ。
これによって他の音源方式ではなかなか得られない、有機的でうねりのある独特のサウンドを作り出すことができるわけです。

いよいよ次回で、スライドを使った解説は最終回。80年代に一世を風靡したFM音源について触れていきます。

鐘の音響きて

シンセ講座の第8回は、ベルや鐘の音のような金属的な音色を作り出すことのできる「リングモジュレータ」について。

今回は少し難解な内容ですが、このリングモジュレータをモノにすると、音作りの幅がぐんと広がるので、是非チェックしてみてください。

シンセ講座再開!

長らくお休みを頂いておりましたシンセの音色作り講座の第7回は、オシレータシンクについて。
オシレータの波形を、別のオシレータの周期に強制的に合わせてやることで、非常に強烈な音色変化が得られるという、シンセ弾きがギターソロに対抗できる秘密兵器です。

次回は、これまたふたつのオシレータを掛け合わせることで鐘の音のような金属的な響きを生み出す、リングモジュレータについて見ていくことにします。