まず何よりも「聴いてもらう」ということ

注: 昨日のトピックについて、一部論点にブレがあったため、該当箇所をこちらのトピックに移動させました。


昨日は音楽パッケージの内外価格差について掘り下げていく中で、音楽を好きになってもらうには、とにかくたくさん聴いてもらうことが一番の近道だ、といったような話をしたけれど、じゃあ具体的に、これから産声を上げる新しい楽曲たちを、一体どうすれば一人でも多くの人の耳に届けることができるだろうか。

昭和の時代であれば、テレビで毎日流れている音楽が自然と耳に入って、邦楽でも美空ひばり石原裕次郎に代表されるような世代を超えた国民的大スターを多数生み出したし、数々のヒット曲の育ての親ともいうべき「ザ・ベストテン」や「歌のトップテン」といった歌番組も隆盛を極めた。
翻って今日、インターネットがこれだけ身近な存在となり僕たちの娯楽は多様化した結果、悲しいかな今やテレビは、皆にとって共通の話題を提供する唯一無二のエンターテインメントではあり得なくなってしまった。
ならば、そのインターネットを「21世紀版ベスト・テン」ともいうべき最強の楽曲販促ツールとして積極的に利用してく道を模索できないだろうか。

またかつては、友達同士でお気に入りのレコードやCDをお互いに貸し借りした経験をお持ちの方も多くいらっしゃると思うけれど、そうしたやり取りも、音楽好きを増やすにあたって少なからぬ役割を果たしてきた。
一方でFacebookTwitterなどといったソーシャルメディアが全盛の今、このような口コミ効果をオンラインに持ち込めれば、良い音楽はどんどん評価され広がっていく足がかりとなり得る可能性は十分にあるはずだ。そちら方面の用語で言えば、すなわち「バイラルマーケティング」というやつだ。

とはいえ、そういったことを実現するには、例えばアルバムのクロスフェード試聴や各曲30秒のみのサンプル、なんてケチなことを言っているようではダメだ。
さっきも書いたように、まず何より肝心かなめの楽曲を好きになってもらわないといけないのだから、とにかく聴いてくれる人には時間制限もなく、ストリーミングで好きなだけ曲を聴いてもらえる環境はどうだろう。
さらに前回お話したように、もっとリスナーにフレンドリーな値段で、気軽に音楽を買ってもらえることが当たり前の世の中になればシメたもので、そこから「さらにその先」を考える下地も整うというものだ。

でも、果たしてそんなことでビジネスとして成り立つのか?
フルで試聴してもらっては、アルバムなんか誰も買ってくれなくなるじゃないか!
まさにそれこそが今回始めた楽曲配信が問いかけたかった部分なのだけれど、またまた長くなりそうなので、続きは後日♪

Leave a Reply