ディレイ付きMIDIモジュレーションを自動生成

MIDIキーボードで、モジュレーションホイールを使ってビブラートをかける動作を、自動でやってくれたら便利だと思いませんか?

というわけで、これを実現するLogic Pro X用のScripterプリセットを作ったのでご紹介したいと思う。

使い方は簡単。上記YouTubeビデオで再生中に表示されるリンクからファイルをダウンロードして、Logic Pro XのSoftware Instrumentチャネル上で、MIDI FXから”Scripter”を選択して”Load…”メニューから読み込むだけ。

パラメータはそれぞれ下記の通りです。

Delay Time: モジュレーションがかかり始めるまでの時間 (単位はミリ秒)
Transient Time: モジュレーションがかかり始めてからモジュレーション幅が”Depth”の値に達するまでの時間 (単位はミリ秒)
Depth: モジュレーションの深さ (単位はMIDI CC値)
Mode: ディレイのトリガーされる際の振る舞いを設定する
Regatoは、キーボードを押した際に必ずディレイがトリガーされるのに対して、Legatoは、キーボードが押されていない状態で打鍵した時のみ、ディレイがトリガーされる

Introducing “Delayed Modulation” Scripter Presets

I’ve made “Delayed Modulation” Scripter Preset for Logic Pro X.

Scripter MIDI FX Plug-in lets us create our own MIDI processing functionality by using custom JavaScript API.
“Delayed Modulation” Scripter Preset sends continuous “Delayed” MIDI modulation (CC#1) message automatically as you play your MIDI keyboard controller.

Screen Shot 2014-07-19 at 12.41.17 AM.png

You can adjust (and automate) following plug-in parameters…

Delay Time: Determine time length in milliseconds from when you press the key to when modulation begins
Transient Time: Determine time length in milliseconds from when modulation bigins to when reach modulation depth goes in full
Depth: Specify the highest modulation intensity in MIDI CC value (0 to 127)
Mode:
  Retrigger: Delay sequence will be triggered whenever you press your MIDI keyboard controller
  Legato: Delay sequence won’t be triggerd if you already press any other key

To install this preset, first you need to download the preset file, insert “Scripter” MIDI FX in your software instruments channel strip and then, load it!

ライブ出演のお知らせ!

明日5月31日(土)、渋谷のLast waltz by shiosaiにて行われる、私のピアノの師匠である篠田元一先生の門下生によるライブイベント、Artist Expression 2014に出演いたします。

Artist Expression 2014

今年で5回目となるこのイベント、ジャンルや目指す音楽の方向性もさまざまなたくさんのアーティストが参加するものとなりますが、今回はいままで以上に内容を高密度に、聴きに来てくださる皆さんと一緒になって楽しめるようなライブにすべく僕も含め皆で準備を進めてまいりました。

個別のアーティストによる演目はもちろん、有志によるセッションコーナーや、篠田先生ご自身によるパフォーマンスなど盛りだくさんな内容になっておりますので、キーボードや作曲に興味のある方はぜひ遊びにいらしてください!

ちなみに三輪は、この日のためにオリジナル曲を2曲書き下ろしてきました。
どうぞご期待ください♪

■タイトル
Artist Expression 2014 -篠田元一門下生LIVE-

■日時・会場
2014年5月31日 12:00PM 開場, 12:30PM 開演
渋谷 Last Waltz by shiosai
〒150-0002
東京都渋谷区渋谷2-12-13八千代ビルB1F

地図

■チケット (予約もできます!)
¥2,000

■出演者(50音順)
岩崎健一郎 / 宇都圭輝 / 小高宏太 / 門田裕美 / 假谷英之 / 佐藤友紀 / 下河原建太 / 鈴木雅之 / 中島甲斐 / 三輪学 / 桃井陽夏 / 吉本義貴…… 篠田元一 and more!

※サポート&ゲスト
大石彬 (Bass) / 神林祥太 (Drums) / 佐藤優樹 (Guitar) / 西村菜美 (Flute)

短いことは、良いことだ?!

今回のシンセチュートリアルでは、PWM(パルス幅変調)について取り上げています。
これはオシレータ波形を連続的に変化させることによって、でチューンやフィルターなどを使わずに独特のうねりのある音を作り出せる方法で、特にストリングアンサンブルの音色などを作る際に威力を発揮します。

また今回から、ビデオのサイズを5分〜10分程度の比較的短いサイズにシェイプアップして、より1回々々を気軽に楽しんでいただけるようにしました。

ゆらぎと厚みと滑らかさと

早いもので、シンセプログラミング入門のビデオシリーズも第5回を迎えることができました。
視聴してくださっている皆様、またチャンネル購読をしてくださっている皆様には、改めてお礼申し上げます。

さて、今回は音に周期的な揺らぎを加えるLFO (=Low Frequency Oscillator) 、各種コントローラによるモジュレーション、そして発音モードやグライドといったシンセ全般に及ぶ設定などについて解説しています。

内容もかなり濃く、これまで解説してきたノウハウを総動員したものになっていますので、いささか難解な部分もあるかと思います。
ぜひ皆様、ご覧になって分からない点など出てきましたらYouTubeのコメント欄やTwitterFacebook等でご質問をお寄せください。
またもちろん、今後取り上げて欲しい話題や、単純にビデオについてのご感想なども大歓迎です!

次回はいよいよスライドを使った基礎編は最終回。
オシレータの高度な応用、オシレータシンクやPWM、ウェーブテーブル方式やFM方式などについて触れていきたいと思います。

シンセに生命を吹き込む!

シンセプログラミングのビデオ第4回は、音の大きさをコントロールするアンプと、時間経過に沿った音の輪郭を形作るエンベロープジェネレータ、そしてそれらを繋ぎ合わせるために必要なモジュール間の信号の流れに関するお話などをまとめています。

シンセサイザーを構成する役者としてのモジュールもここにきてだいぶ揃ってきて、あと数回スライドの解説をやれば、いよいよ具体的な音色作りの実践に入っていける段階に進んできています。是非今後ともご期待ください!

いまこそMac!

今年の1月で、AppleMacintoshコンピュータが産声を上げてから、ちょうど30年となったそうだ。
ブログにも以前書いたことがあるけれど、僕はもともとWindowsユーザーで、ずっとMicrosoftのプラットフォームで制作を含めた仕事をこなしていたけれど、7年前に手にしたiPodiPhoneがきっかけでApple製品に魅せられてMacを導入、それ以来ずっとMacユーザーである。
Macの魅力については本当にたくさんの人によって語り尽くされているけれど、他のいつでもない、今ほどMacが輝いている時期はないと思うのだ。

昨今はとにもかくにもスマートデバイスの時代。
こちらもまたAppleがiPhoneとiPadで開拓したフロンティアに、いまやあらゆるメーカーが追随し、気がつけば都会の日常風景で、スマートフォンやタブレットに指を這わせている人を見ない日はないし、「PC不要論」を唱える人たちも出てくるほどだ。
この流れはある意味とても自然で、逆に言えば今までPCを必要としていなかった人たちにまで、インターネットやデジカメ写真の整理に必要だから、といったような理由で無理矢理PCがあてがわれていた、と言えるかもしれない。

スマートフォンやタブレットは、いわばコンテンツを消費するためのデバイスだ。
Web閲覧や簡単なメールのやり取りをしたり、写真や音楽、ビデオやゲームを楽しんだり、といった用途では、これらの機器はPCよりはるかに簡単に、エレガントにこなすことができる。

その一方で、いざ本格的に学校のレポートやビジネス文書を書いたり、デザインや音楽を創ったり、といったクリエイティブなことをやろうとすると、とたんに使い勝手が悪くなってしまう。

これは単に処理能力云々といったようなことではなく、入力デバイスやユーザーインターフェイスの違いからくる部分が大きいと言える。
文字入力だけであれば、もちろんタブレットなどにBluetoothのキーボードを接続することはできるけれど、やはり本格的に原稿を書くには、関連する資料やWebページ、メールメッセージなどを複数のウィンドウで縦横無尽に参照したり素早くコピー&ペーストしたりする、といった使い方ができるPCの柔軟性には到底かなわない。
つまり、コンテンツの消費に適したスマートデバイスに対して、PCは「コンテンツを創造するデバイス」なのだから、PCがスマートフォンやタブレットに置き換わるのではなく、両者は単に役割が違うだけなのだ。

ところが今のWindows 8は、あくまでタブレット向けに最適化されたModernインターフェイスがメインとなり、デスクトップはレガシーで副次的な位置づけとなってしまい、純粋なデスクトップ環境を望む人々にとって居心地の悪い場所となってしまった。

一方のMacはといえば、iPhoneやiPadがどれだけヒットを飛ばそうとも、いや、だからこそ「創造の道具」としてのそのスタンスは明確で、もともと定評があったデスクトップ環境の使いやすさは、先のOS X Mavericksの登場で円熟の域に達したといっても過言ではあるまい。

Windows XPのサポートが終了を迎えたいまこそ、Macのことが何となく気になってはいても踏ん切りがつかなかった向きにとっては、乗り換えに最適なタイミングかもしれない。

コーヒーフィルターじゃないよ

Logic Pro Xで学ぶシンセプログラミング」第3回は、音色のカラーを特徴付けるフィルタについて、詳しく解説しています。

おおもとの音色の特徴はオシレータによって決定づけられますが、同じオシレータ波形という素材であっても、フィルタの使い方次第でその表情は千差万別に変化します。
ちょうど、同じ食材であっても調理の仕方によってさまざまな料理に仕上がるところに少しにていますね。

今回も、スライドによる解説とRetro Synthを使った実践の2部構成でお届けします。

シンセのオシレータについて学ぶ

Logic Pro Xで学ぶシンセプログラミング」ビデオシリーズの第2回は、シンセの基本と、そしてすべての音作りの出発点となるオシレータについて実践を交えて触れていきます。

当初、第1回より短い時間でまとめられるかな、と思ったのですが、気がついたら25分オーバーの長さになってしまいました……。

基本的にこのビデオシリーズ、毎週月曜日更新を予定していますが、いち早く更新通知を受け取りたい場合は、是非、三輪学のチャンネル購読をしていただけたらと思います。

ビデオの訂正

先日公開したビデオ、「イントロダクション、楽音の基本」で誤りがありました。

ビデオ中の9:40辺りの「基音と倍音」についての説明の中で、「440Hzの1オクターブ上が880Hz、2オクターブ上が1.32kHz」というくだりがありますが、正しくは、2オクターブ上は440×2の2乗=1.76kHz、3オクターブ上は440×2の3乗=3.52kHzとなります。

数学が苦手なことが思いっきりバレてしまった……。(汗)
お詫びして訂正するととともに、今後もより正確な内容でお届けできるよう努力してまいりますので、皆様どうぞサポートよろしくお願いいたします!