CDからM-Cardへ

昨年末に楽曲のデジタル配信とダウンロード販売をはじめたとき、ブログにもいろんなことを書いてきたけれど、実はあえて触れなかったことがひとつだけある。
それはズバリ、「もうCDは作らないのか」ということ。
結論から言ってしまえば、三輪プロデュースの作品でCDを作ることはもうないと思う。

理由は簡単で、CDはすでに過去のメディアとなりつつあるからだ。
今日、例えばCDを買ってきても専用のプレイヤーやラジカセで聴くことはなく、PCでiTunesなどに取り込んだら二度とディスクを取り出すことがない、という人は僕に限らず既に多数派になっているし、日本国内でもHMV渋谷店の閉店に代表されるように、街からCDショップが次々と姿を消してきている。
さらにPCからCDの楽曲を取り込むにしても、最近はラップトップだけでなく、デスクトップでも光学ドライブを搭載しない機種が登場してきた。

前にも書いたように、僕は音楽で対価を得るということはCDやダウンロードファイルを売ることではなくて、それを通じて得られる感動や体験を提供することだと思っている。
だから、大事なのはメディアではなくて音楽そのものの中身だ。
それなら、取り込みも面倒でかさばるCDより、デジタルダウンロードの方がずっと良いではないか。
とはいえ、そんな話を友人知人にしたところ、「やはり手で触れるモノとしての魅力がCDにはあって、ダウンロードではその代替にはならない」という人も一定数いることが分かった。
ふむ、確かにそれも一理ある。
言われてみればダウンロード販売だとライブやイベントでの物販ができないし、お店に卸すこともできないから、それだけ誰かの目に触れる機会も限られる。
さらに楽曲そのものを聴くだけでなく、そのアルバムのジャケットやブックレットなどから得られる視覚的、触覚的な「体験」、そしてそれらを収集する「悦び」もまた僕らの音楽生活にとって重要な要素なんだ、と気づかされる。

とはいえ、「いまさらCDを作るのも何か違うような気がする」という思いは拭えない。
この矛盾をクリアーするべく今回皆さんにお披露目するのが、このM-Card。
早い話がアルバムのダウンロード引き換えカードである。

IMG_4643s.jpg

カードの裏面にあるスクラッチエリアをコインで削ると、その下にアルバムのダウンロードコードが印刷されているから、それをサイトの楽曲販売セクションで入力すると、個人情報の入力など一切なしにアルバムをダウンロードできるという仕組み。
表面は全体がアルバムアートになっていて、しかも銀行のキャッシュカードやクレジットカードなどと同じサイズや厚みでツヤのあるプラスチック製だから、楽曲をダウンロードした後もカードホルダーなどに入れてコレクションする楽しみもある。

IMG_4644s.jpg

今後リリースする三輪プロデュース楽曲は、基本的にすべてデジタルダウンロードとこのM-Cardの二本立てになる予定で、まずは第1弾として、昨年末リリースしたEPアルバムの”Pentagram“のM-Cardをサイト上で販売するほか、リアル店舗やライブやイベントなどの物販も今後展開していきたいと思いますので、是非皆様ご愛顧の程よろしくお願いいたします!

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *